この記事では、Stable DiffusionのControlNet Tileと、
ペイント・編集ツールを組み合わせた描き込み増加方法を紹介します。
SDの”ノイズ法”から着想を得て試した遊びがこの技法のきっかけです。
Stable DiffusionやControlNet Tileの導入・使い方については、
すでに分かりやすい記事を書いている方がいらっしゃいますので、
別途検索していただけますと幸いです。
手順
1.元画像の準備
まずはControlNet(CN)に入れるための元画像を準備します。
今回はnijijourneyで生成した以下の画像を元画像とします。
2.ペイントツールの利用
ペイントツールを使用して、”グリッチ”や”ノイズ”のデザインペンやスタンプを使い、画像の特定の箇所を塗りつぶします。
今回僕はClip Studioの、グリッチブラシ(11/29現在、無料で追加DL可能)を使用しました。
その後、塗りつぶした部分の不透明度を10%から15%くらいに下げます。
CN Tileの適用
ここからはStable Diffusionを使用します。
CN Tileのtile_resample
機能を使って、t2i(text-to-image)生成を行います。
この際、WeightとEnding Stepは0.8~1.0の高めの設定をおすすめします。
この結果だけでは分かりにくいので、
同シード・同設定でCNの参考画像だけを変えた画像と比較します。
左端の花を見ると一番違いが分かりやすそうですね。
また、グリッチの色に近い描き込みが追加されていることから、
カラースプレーなどを上から薄く入れることで色もコントロールできるのではないかと思われます。
上手く使うことで、描き込みの多い部分・少ない部分をはっきりとさせ、メリハリを付けることが可能です。
利用できる環境がすでにある方はぜひ試してみてください!